釣りコラム

どうやって攻略するよ? 悶絶ハクパターン

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今回の記事では、春先にアングラーが大苦戦するベイトパターンのひとつ、”ハクパターン”について、笹目なりの攻略法とおすすめのルアーを紹介します。

結論から言うと、ハクパターンにおいて絶対無敵の攻略法はありません

小型ルアーで表層付近をスローに巻いてくるというアプローチを基本にしつつ、細かくルアーをローテーションして、巻きスピード、アクションを変えながら、いろいろ試すことが重要です。

それでは、最近の釣果を交えつつ詳しく紹介していきます。

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プロアングラーでも難しい?ハクパターンとは

ハクとはボラの稚魚のことで、概ね2~5cm程度の小さな魚です。
2月後半~5月くらいに沿岸部から河川下流部で大漁に群れて泳いているのが見て取れます。
6月ぐらいになると10cm程度に成長し、イナッコと呼ばれるようになります。

ハクは見つけやすいベイトですが、一方で”ハクパターン”は攻略するのが非常に難しいことで有名です。

ハクは、サイズが小さいうえに常時大量に群れています。またアクションも控え目です。
それゆえハクの大群の中にルアー放り込んでも、シーバスからはルアーを見つけにくく、なかなかバイトに結びつきません。

プロアングラーが推奨するハクパターン攻略法も、ワームのスローリトリーブ、トラウトルアーのトゥイッチ、バチルアーで表層で引き波をたてたりと、人によってかなりアプローチが違います。

ベイトがバチやイナッコのときはある程度絞られたパターンで成立しますが、ハクのときはそれよりもはるかに多くのパターンが存在します。

では、ハクパターンに攻略法はないのでしょうか?

完璧な攻略法はないが、傾向はある

過去の釣行から見えたハクパターンの傾向はこの通りです。

ルアー種別ミノーやシンペン、ワーム、ブレード系ルアーなど多種多様
ルアーサイズ80mm以下の小型のものが中心
ルアーカラークリア系、シルバー系が中心だが、マット系でも釣果あり
レンジ表層付近 (表層から概ね20cm以内)
アクションスローリトリーブを基本として、トゥイッチやダートなどを織り交ぜる

ハクパターンでは以下がアプローチの基本となります。
 ・ルアー:80mm以下の小型ルアーを中心に使う
 ・レンジ:表層付近を中心に狙う
 ・アクション:スローリトリーブを基本とし、たまにトゥイッチやダートを織り交ぜる

上記を基本としつつも、その日にハマるやり方をスピーディーに探ることが重要です。

ルアーや攻め方の基本は?

ルアーの選び方

私の過去の釣果でもコモモⅡ、ロザンテ、シャルダス、スイングインパクト、クリスタルサリーなどなど、多種多様なルアーで釣果が上がっています。

80mm以下のルアーで、種別やカラーの異なる様々なバリエーションのルアーを用意しておくことがおススメです。

おすすめのルアーは、DUO レアリス ロザンテ77SPです。
バスルアーですが、ドリフト、ただ巻き、ダートと様々な釣りに対応できるので、ハクパターンにはぴったりのルアーです。

狙うレンジ

ハクは水面付近で群れて泳いでおり、シーバスはボトムの方からそれを狙っています。
狙うレンジは表層付近、概ね水面から20cm以内を狙っていきましょう。

表層で引き波を立てながらゆっくり引いてこれるima コモモⅡ 65も、ハクパターンで活躍しやすいおすすめのルアーです。

アクション

ハクは非常に控え目でスローな動きをする魚なので、それに合わせてスローリトリーブを基本とします。

ただし私の経験上、スローリトリーブだけではバイトしてくることが少ないです。
一投目はスローリトリーブのみ、二投目はスローリトリーブしつつたまにトゥイッチを入れる…といったように、変化を付けながら釣りをすることを心がけてください。

イメージとしては、スローリトリーブでシーバスを追ってこさせて、ロッドアクションでバイトさせる、という感じです。

邪道 スーサンをハンドル10回転スローにただ巻きしてきて、ここぞというピンポイントで2回ダート…なんていうのもおすすめです。

【釣果事例】朝マズメに釣った69cmの激太シーバス

直近のハクパターンの釣果事例を紹介します。


3月下旬 朝4:30。新規開拓中のシャローポイント。
一面にハクが溜まっています。

時折ハクが水面でビチビチっと沸き上がります。
シーバスはテンションMAXでハクを追い回しているようです。

コモモⅡ 65をチョイス。

どスローで波紋をたてながら巻いたり、やや早めに巻いて少しだけレンジを入れたり、ゆっくり巻きながらたまにトゥイッチしたりと10投ほどアプローチしましたが反応がありません。

ルアーをシャルダスにチェンジ。

デッドスロー巻き、やや早巻き、時折テンションを抜いてフラっとちどらせるなど10投ほど投げましたが、またしても反応なし。

ブローウィン80Sをチョイス。

一投目。
ロッドを立てて、表層付近をゆっくり巻いてきます。
反応なし。

二投目。
グリップエンドを脇にはさみ、ティップをテンポよくはじいてジャーキングします。

トーン、トーン、トーン、トーン…
ゴンっ!!

明確なバイト!!
なかなかの重みです。
ジジジっとドラグが出ます。

2分ほどのファイトの末、慎重に寄せてきて無事キャッチしました。

69cmの激太シーバスです。
口の中には、ハクが溜まっていました。

思いつく限りのアプローチをとってみよう

今回はブローウィンのジャーキングが効いたようですが、常々ハクパターンでこれがハマるわけではありません。

過去の自分の釣果やプロアングラーのいうことに縛られず、思いつく限りのアプローチをとることがハクパターン攻略の近道です。

そうすることでハクパターンでもきっと結果が出るはずです。
(それでもやっぱりハクパターンは難しいけど)

さいごに

ということで今回は、笹目的ハクパターンのアプローチ方法について紹介しました。
是非皆さんも、自分なりのハクパターンを探求してみてください。


ササメフィッシング“では、釣行記録以外にもシーバス釣りを中心に皆さんのお役に立つ情報を発信しています。

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