こんにちは。
fimoフィールドモニターの笹目釣人です。
今回は2022年5月に発売された「fimoフィッシングプライヤー」について紹介したいと思います。
利用し始めて約6ヶ月が経ちましたが、いまのところかなり優秀なプライヤーという印象です。
スプリットリングオープナー、ラインカッターとして性能は抜群で、コストパフォーマンスにも優れています。
釣り用のプライヤーを購入しようと考えていらっしゃる方は、是非検討してみてください。
製品概要

製品名:fimoフィッシングプライヤー
販売価格(税込み):\3,300
製品URL:https://www.fimoshop.jp/shopdetail/000000000015/
購入はfimoショップからとなります。もしくは、楽天市場でも取り扱いがあります。
キャスティングなどの釣具店の店頭に置いている場合もあるようです。
総合評価
機能性、耐久性、携帯性、コストパフォーマンについて、5段階で評価しました。
評価項目 | 点数 | 評価詳細 | |
---|---|---|---|
機能性 | リングオープン | ★★★★★ | 先端が細く、スプリットリングをスムーズに開くことができる。 |
ラインカット | ★★★★★ | ナイロン、フロロ、PEの各種ラインをスパスパ切れる。 | |
その他機能 | ★★★★☆ | 握りやすく、魚からフックを外しやすい。 | |
耐久性 | ★★★★☆ | オールステンレスで変形しにくく、フッ素加工で錆びにくい。 | |
携帯性 | ★★★☆☆ | プライヤーホルダーとリーシュコードを組み合わせることで、携帯しやすく紛失しにくくなる。ただし細身のホルダーには入らない場合も。 | |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ | 高機能で求めやすい価格。 | |
総合評価 | 26 / 30 点 | 機能面はかなり高評価。コストパフォーマンスも優秀。 |
シーバスを中心に、小型から中型の魚をターゲットとしたルアーフィッシングで使うには優秀なプライヤーです。
評価詳細
機能性
スプリットリングオープナーとしての機能
先端が非常に細く、トラウト用の小型スプーン、バス用プラグ、シーバス用のビッグベイトまで、幅広いサイズのスプリットリングを素早く開くことができます。(#1~#6のスプリットリングに対応)

この3ヶ月間で、数十個のスプリットリングを開いてフック交換などを行ってきましたが、全くストレスなく交換をすることができました。
幅広いサイズのリングに対応していること、またストレスなくリングをオープンできることから、スプリットリングオープナーとしての機能は満点評価です。
ラインカッターの機能
テンションが掛かっていないPEラインでも、スパスパ切ることができます。
もちろん、ナイロンやフロロカーボンのラインも問題なく切ることができます。

ラインカッターとしての機能も満点評価です。
その他機能
握りやすく操作もしやすいため、魚の口からフックを外すことも簡単に行うことができます。
非常に高機能なプライヤーですが、あえて言えばルアーアイの調整機能などが付いていれば、なお良かったかなと思っています。
なお、詳しいことはfimo Staff Blogでも紹介されているので、こちらも読んでみてください。
耐久性
オールステンレスで剛性が高く、少々のことでは変形することは無さそうです。
また、ステンレス部分は全面的にフッ素加工が施されているので、サビにも強い仕様となっています。

とはいえ、フッ素加工の防サビ効果も完ぺきではありません。
フッ素加工されていないばねの部分や、フッ素加工に傷が入った部分などは塩分にさらされると錆びてくることが想定されます。
使用後は水洗いしてよく乾燥させるようにしましょう。
利用開始6ヶ月の段階では、耐久性には全く問題がありません。
これが1年経過したときにどうなるかまだわからないので、いったん評価は5段階中4としました。
携帯性
携帯性については、5段階中の3の評価としました。
これは、プライヤーホルダーとの相性の問題、留め具の問題があるからです。
プライヤーホルダーとの相性問題
プライヤーホルダーとの相性についてですが、fimo Staff Blogにも記載がある通り、mazume、RBB、パズデザインのホルダーには問題なく収納することができます。
ですので、この3つのホルダーとあわせることをおすすめします。
細身のホルダーには入らない場合があるので気を付けてください。
私はサイズ感をよく考えずにBluestormのホルダーを買ったのですが、このホルダーは細身の造りだったため、プライヤーが入りませんでした…
なので、妻に頼んで大手術してもらいました。
入口部分を切り開いてゴムバンドで補強するという大胆な作戦でしたが、なんとか手術は成功し、今では問題なく使えています。

なお、一緒にfimoフィールドモニターとして活動している山﨑さんによると、imaのホルダーにも収納しにくいとのことでした。
留め具の問題
これは私のプライヤー特有の問題のようなのですが、下図の留め具がグズグズですぐに外れてしまいます。

なのでホルダーに入れておいても、取り出すときには確実に開いています。
まぁ開いたからといって何か問題かというと、さほど問題にはならないのですが、何となく気になるという感じです。
なお、他のfimoモニターメンバーによると留め具に異常がある人は居らず、ネット上でもそういった情報はないため、私がたまたま外れ個体を引いたということだと思います。
非常にまれなケースだと思うので、あまり気にしなくてもよいと思います。
コードでバッグに接続
紛失防止のためにコードでバッグなどに接続しておくことをおすすめします。

fimoリーシュコードであれば、手元で簡単にコードから外すことができるのでおすすめです。
コストパフォーマンス
スプリットリングオープナーとして使うことができ、PEラインもスパスパ切れるプライヤーとなると、他メーカーのものではあまり種類がないようです。
それでいて税込み3,300円というのは、なかなかコストパフォーマンスに優れていると思います。
他社製品との比較
タイプとして近しい「シマノ ADプライヤー RH TYPE-F」と比較してみたいと思います。
なお、この製品は私の手元にはないので、机上比較となる点ご了承ください。
評価項目 | fimoプライヤー | シマノ ADプライヤー | 比較結果 | |
---|---|---|---|---|
機能性 | リングオープン | #1~#6に対応 | #1~#5に対応 | ほぼ同等。 |
ラインカット | ギザ刃仕様 PEラインもスパスパ切れる | ギザ刃仕様 PEラインもスパスパ切れる | ネット情報によるとADプライヤーの切れ味はかなり良い模様。fimoプライヤーと同等と思われる。 | |
その他機能 | ルアーアイの調整機能なし | ルアーアイの調整機能あり | ADプライヤーにはルアーアイの調整のための溝がある。 | |
耐久性 | オールステンレスで変形しにくく、フッ素加工で錆びにくい。 | オールステンレスで変形しにくく、フッ素加工で錆びにくい。 | ADプライヤーはばねが取れやすいという情報あり。 | |
携帯性 | サイズ:185mm コードと接続可能。 細身のルアーホルダーには入らない場合あり。 | サイズ:158mm コードと接続可能。 ホルダーとの相性は不明。 | ADプライヤーの方がややコンパクト。 | |
コストパフォーマンス | 税込み 3,300円 | 税込み 3,410円 | ほぼ同等。 |
机上での比較では、ほぼ同じという評価になっています。
シマノ ADプライヤーにはルアーアイの調整機能がある点は強みです。
ただし、ばねが外れやすいという情報があり、その点はやや難がありそうです。
ネット上ではシマノADプライヤーもかなり評判のよいプライヤーであるため、それとほぼ同等の機能をもつfimoフィッシングプライヤーも優れた製品であるといえそうです。
さいごに
ということで、今回はfimoフィッシングプライヤーについて紹介しました。
高機能かつコストパフォーマンスに優れた製品なので、是非購入を検討してみてください。
笹目的おすすめの釣り用品の記事はこちらから一覧で見ることができます。
fimo製品の中では「fimoウエストバッグ」がイチオシです。
是非一度目を通してみてください。
それではまた。